【現役銀行員ブロガー】現役バンカーがお金を借りる事前準備3選を解説!

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keimaru

こんにちは。keimaruです。

 

銀行員歴13年の現役バンカーです。

今回から「お金の借り方」をテーマに、個人編と法人編に分けてお話します。
 
本日は「お金を借りる前に準備すること」を3つお話します。
 
  • お金を借りたことがない…。
  • 何を知っておけば良いのか分からない…。
  • 銀行窓口で何も知らないと思われてしまう…。

借入を検討しようとしても「何を準備すればいいか分からない」と悩んでしまうケースは多いです。

そこでこの記事では現役バンカーの目線から、

  • お金を何に使うのか
  • なぜお金を借りるのか
  • 借りたお金をどうやって返すのか

を解説します。

この記事を読み終えると、借入の事前準備はバッチリです。

keimaru

簡単に自己紹介させていただきます。

2008年に同志社大学を卒業後、現勤務先の銀行に入社。

2019年にロードバイクに人生をささげた結果、ローン残高300万円・貯金0のダメ銀行員となりました。

しかし、2020年に1冊の本と出会い、節約・資産運用に目覚めます。

2021年4月にローン完済と総資産額500万円を達成した、銀行員歴13年の現役バンカー。サイドFIREを目指し、日々奮闘中!

詳しくは、自己紹介記事をご覧ください。

【現役銀行員ブロガー】同志社大卒現役バンカーの自己紹介と銀行の話!

【本日の結論】

 銀行の知りたい情報を明確にして、しっかりと説明する。

お金を何に使うのか

1つ目は「お金を何に使うのか」です。

当たり前のことのようですが、銀行にとってはとても大切なことです。
銀行では『資金使途』と表現します。

銀行はお金を使う目的を「資金使途」と表現する

お金を借りるためには、使う目的が明確でなければなりません。言い換えると、使う目的があるからこそお金を借りることができます。

資金使途には次のようなものがあります。

  • 家の建築資金
  • 車の購入資金
  • 商品の仕入資金
  • 工場の建設資金 など

資金使途確認とは、融資したお金が目的通りに利用さているか確認すること

銀行ではご融資後『資金使途確認』を行います。資金使途確認とは「ご融資したお金が資金使途通りに利用されているかを確認することです。

一般的な確認方法は、ご融資金を口座に入金後すぐに振込手続きをします。すぐに振込手続きをしないと、引き落としなどがあった場合、ご融資金が資金使途通りに利用されないことになってしまいます。

銀行では資金使途確認までが融資実行の一連の手続きとなっています。

keimaru

銀行が資金使途にポイントを置いていることが分かりますね。

👉「お金を何に使うのか」を明確にしましょう。

なぜお金を借りるのか

2つ目は「なぜお金を借りるのか」です。

これも当たり前のことですが資金使途と同様にとても大切です。銀行では『要資事由』と表現します。

銀行はお金を借りる理由を「要旨事由」と表現する

銀行から見た場合「お金を何に使うのかは分かったけど、なぜお金を借りるの?」ということです。

これに対するストレートな回答は「お金がないから」ということになります。

keimaru

少し乱暴な表現になりました(汗)。

この「お金がないから」をブレイクダウンしましょう。資金使途の例にあった「家を建築する」にフォーカスします。

要旨事由を家を建築するケースで考える

家の建築資金に3,000万円が必要としましょう。3,000万円は一般的に大金ですので、3,000万円全額を手元に用意できる方は少ないのではないでしょうか。

さてこの場合、銀行の「なぜお金を借りるの?」に対する回答は、

keimaru

「3,000万円のお金がないから」ということになりますね。

つまり、「お金がない」は「全くお金がない」のではなく、必要になるお金(3,000万円)がない』ということです。

銀行の問いに対する回答は「必要な資金分のお金がないから」

上記の「なぜお金を借りるの?」という銀行の問いに対する回答は、

keimaru

『必要な資金分のお金がないから』となります。

お金を使う目的によって、お金を借りる理由は異なりますが、

👉「なぜお金を借りるのか」を明確にしましょう。

借りたお金をどうやって返すのか

最後は「借りたお金をどうやって返すのか」です。銀行では『返済原資』と表現します。

銀行はお金を返す原資を「返済原資」と表現する

銀行から見た場合「お金を何に使うかが分かり、お金を借りる理由も分かった。でも借りたお金をどうやって返すの?」ということです。

一般的な返済原資は次のようなものです。

  • 個人の場合:給与収入など
  • 法人の場合:売上代金(設備資金の場合は利益)など

銀行にとって大切なことは、融資したお金を予定通りに返済してもらうこと

銀行にとって最も大切なことは「融資したお金を予定通りに返済してもらうこと」

keimaru

ウルフルズの歌にもありましたね(笑)。

(貸した金返せよ~♪)

予定通りに返済してもらうには、安定的な返済原資であるかを確認する必要があります。確認する事項としては次のようなものです。

  • 個人の場合:勤続年数や勤務先の業績など
  • 法人の場合:業績だけでなく、業界の動向など

返済原資は「銀行に一番見られるポイント」と考えていただき、

👉「借りたお金をどうやって返すのか」をしっかり説明しましょう。

まとめ(復習)

keimaru
以上、お金を借りる前に準備することを3つお話しました。

復習すると、

  1. お金を何に使うのか:「資金使途を明確にしよう」。
  2. なぜお金を借りるのか:「要資事由を明確にしよう」。
  3. 借りたお金をどうやって返すのか:「返済原資をしっかり説明しよう」。

でした。

大切なことは「銀行の知りたい情報を明確にして、しっかりと説明すること」です。そうすれば、

👉 銀行からお金を借りやすくなります。

最後に(次回テーマと今日は何の日?)

さて、次回からは「お金の借り方【個人編】」についてお話しします。

keimaru

今日は令和はじまりの日ですね。

令和が始まって早2年です。

 

どのようにお過ごしですか?

それではまた。

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