【現役銀行員ブロガー】現役バンカーが資産運用をする理由3選を解説!

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keimaru
こんにちは。keimaruです。
今回から資産運用をテーマにお話します。
今日は『資産運用をする理由と運用商品の種類』のお話です。
 
  • 資産運用なんて危険!預金が一番でしょ!!
  • 資産を減らしたくないんだけど…。
  • 資産運用とかいって、銀行が儲けているだけじゃないの?

「資産運用とはなんぞや」が分からないので、『このまま何もしないでおこう』と考えてしまうケースは多いです。

そこで、この記事では現役バンカーの目線から、
 
  • 資産運用をする理由
  • 運用商品の種類
  • 税制優遇制度
を解説します。
 
この記事を読み終えると『資産運用をやってみようかな』という気持ちになるはずです!
 
keimaru
簡単に自己紹介させていただきます。

2008年に同志社大学を卒業後、現勤務先の銀行に入社。

2019年にロードバイクに人生をささげた結果、ローン残高300万円・貯金0のダメ銀行員となりました。

しかし、2020年に1冊の本と出会い、節約・資産運用に目覚めます。

2021年4月にローン完済と総資産額500万円を達成した、銀行員歴13年の現役バンカー。FIREを目指し、日々奮闘中!

詳しくは、自己紹介記事をご覧ください。
 
 
 
keimaru
今日は新しい登場人物をご紹介します!marikoさんです。

mariko

 

こんにちは!marikoです。

アラサー女子です!

keimaru

marikoさん、よろしくお願いします。

 
mariko
資産運用に興味があります。
でも初心者なので、色々教えて欲しいです!
 
keimaru

わかりました。一緒に勉強していきましょう!

 

【本日の結論】

日本円への集中投資は危険。

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資産運用をする理由3選

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keimaru

marikoさん、なぜ資産運用に興味があるんですか?

mariko

お金を増やしたいから!

keimaru

なぜお金を増やしたいんですか?

mariko

ブランドバッグが欲しいから!

keimaru

え…!?

ブ、ブランドバッグ???

mariko

そう!ブランドバッグのほかにも、服や靴も欲しい!

keimaru

…。

資産運用に興味がある理由は様々ですが、私の考える資産運用をする理由は3つあります。

日本円への集中投資は『危険』

keimaru

この「日本円への集中投資」は『銀行の円預金』と読み替えていただいた方がいいですね。

 
日本円の世界での流通量は10%程度です(基軸通貨である米ドルは50%以上)。
 
この点だけを見ても、日本円への集中投資は『危険』と考えます。くわえて超低金利時代ですので、銀行に預金をしても利息はほとんど付きません。
 

よって、お金の置き場所を変えて資産運用をするべきだと考えます。

お金の価値は、インフレが起こった場合に下がる

mariko

インフレってなんですか?

keimaru

インフレの正式名称はインフレーションです。

インフレとは、物価(モノの価値)が継続的に上がることです(モノの価値が上がる⇔お金の価値が下がる)。

mariko

難しいです!

keimaru

リンゴを例に考えてみましょう。

 

いままでのリンゴ1個の値段は100円だったとします。しかしインフレが起こったので、リンゴの値段が200円になりました。すると、いままでの100円ではリンゴが半分しか買えなくなってしまいました。

このようにインフレが起こると、今持っているお金の価値は将来も同じ価値ではなくなってしまいます。

 

keimaru

お金の価値を守っていかないと、買いたいものが買えなくなってしまうかも。

mariko

買いたいものが買えなくなるのはいやです!

ではどうすればいいか。お金の置き場所を変えて、資産運用をするべきだと考えます。

『使わないお金に働いてもらう』と効率が良い

月々の生活費とは別に、人生の3大資金と言われる『住宅資金・教育資金・老後資金』のため、お金を準備する必要があると考えます。

 

mariko

まだまだ若いし、老後資金なんて考えたくな~い!

keimaru

誰でも老いますので、考えないわけにはいかないですよ!

mariko

どうすればいいの?

keimaru

現時点で使う予定のないお金に、使うタイミングまで働いてもらいましょう!

お金に働いてもらうというのは、お金の置き場所を変えて資産運用をするということです(置いた場所によっては、運用益を運んでくれることがあります)。

「働いてもらうお金の額をいくらにするか」は、ライフプランに合わせて考える必要があります。
 
mariko

具体的にはどれくらい?

keimaru

目安をお伝えすると「総資産から生活防衛資金を控除した金額の半分程度」であればバランスが良いと思います。

 

mariko

生活防衛資金ってな~に?

keimaru

不測の事態(病気やケガで働けなくなるなど)に備えるための資金のことです。

ちなみに私の場合は、100万円の生活防衛資金(生活費の約6ヵ月分)以外はしばらく使う予定がないので、資産運用を行っています(具体的な運用金額や運用益については、今後の各パートでお話します)。

しかしながら、人間は天寿を全うする時、お金を天国へ持って行けるわけではないので、次のことにもお金を使っていくことが大切ですね。

 
  • 自己投資
  • 経験
  • 思い出に残ること
mariko

何事もバランスが大切!

keimaru

そうですね!

👉 日本円一択では危険かも。

運用商品の種類5選

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keimaru

marikoさん、運用商品の種類で知っているものはありますか?

mariko
投資信託!
keimaru

運用商品の代表的なものですね。

mariko

テレビのCMで良く見る!ほかにはどんなものが?

keimaru
大まかに次のようになります。
  • 円預金

  • 外貨預金

  • 株式

  • 債券(国債)

  • 投資信託 など

 
mariko

種類がたくさん!

keimaru

そうですね。銀行で取り扱っている商品も多いです。

mariko

分からないのがある!

keimaru

ではひとつずつブレイクダウンしていきましょう。

円預金(日本円で行う預金のこと)

keimaru

最初は円預金です。

mariko

円預金って運用商品なの!?

keimaru

立派な運用商品ですよ。銀行に預けると利息がもらえますよね。

円預金は普通預金と定期預金に大別されますが、ここでは定期預金の特徴を解説します。

  • 元本割れの可能性はない。

  • 預入金利は満期まで保有すると普通預金よりも高い。

  • 積立するタイプもある。

預入金利は定期預金の方が普通預金よりも高くなっています。現時点の定期預金の預入金利は、メガバンクで0.002%程度・地方銀行で0.200%程度・ネット銀行で0.220%程度です。

ちなみに預金と利息の関係は、預金は「銀行に対してお金を貸すこと」、利息は「お金を貸した対価として受け取れるもの」となります。

外貨預金(外国の通貨で行う預金のこと)

keimaru

2つ目は外貨預金です。

外貨預金とは日本円ではなく、外国の通貨で行う預金のことです。外国の通貨は米ドル・ユーロ・ポンドなど様々です。外貨預金のおおまかな特徴は次の通りです。

  • 元本割れの可能性がある。

  • 預け入れ時と払い出し時に手数料がかかる。

  • 預入金利は円預金よりも高い傾向にある。

外貨預金は元本割れの可能性があります。
理由は、預け入れ時(日本円→外貨)の為替レートと、払い出し時(外貨→日本円)の為替レートに差が生じるためです。

例えば、1ドル100円で預けた場合、払い出し時に1ドルが90円になっていると、10円元本割れ(損)することになります。

外貨預金も普通預金と定期預金があり(円預金と同様)、預入金利は定期預金の方が普通預金よりも高くなっています(円預金と同様)。

現時点の外貨定期預金(期間1年)の預入金利は、メガバンクと地方銀行で0.010%程度・ネット銀行で0.150%程度となっております。

株式(株式会社が「お金を出してくれた投資家」に発行する有価証券のこと)

keimaru

3つ目は株式です。

株式とは、株式会社がお金を出してくれた(出資を受けた)投資家に発行する有価証券のことです。
 
株式会社とは、事業運営のための資金を株式発行により集め、集めた資金を元手とする事業活動によって利益計上することを目的とする企業のこと。
 
keimaru

要するに『出資してもらったお金を使って商売して儲ける会社』ということですね。

mariko

社長になってみたい!

keimaru

夢ではありませんよ!資本金1円で会社を設立することができます!

mariko

社長になってブランドバッグたくさん欲しいな~。

keimaru

…(そんな理由?)。

株式のおおまかな特徴は次のとおりです。
 
  • 元本割れの可能性がある。

  • どの株式(銘柄)にするかを選ぶ必要がある。

  • 銘柄によっては配当がもらえる。

株式は元本割れの可能性があります。理由は、株式の売買価格(株価)は常に変動するからです。
また銘柄によっては、配当がもらえることがあります。

 

配当とは、出資を受けた投資家に対して、会社の利益を金銭などで割り当てること。
mariko

配当金もらってみたい!

keimaru

株式は1株から購入できます。お試しで投資してみましょう!

mariko

夢の配当金生活を送りたい!

keimaru

…。配当金だけで生活は難しいのでは?

mariko

不労所得だけで生きて行きたい!

keimaru

…。

株式は証券口座を通じて購入することができます。

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株式投資については『まんぷく投資ブログさん』の記事が参考になると思いますので、下記リンクもご参照!

まんぷく投資ブログ
『まんぷく投資ブログ』は入社10年目を迎えたサラリーマン3人組が早期退職(FIRE)を目指して、これまで取り組んできた投資についてまとめるブログです。

債券(国などが「投資家から資金を集めるために」発行する有価証券のこと)

keimaru

4つ目は債券です。

債券とは、発行体(国や企業など)が、投資家から資金を集めるために発行する有価証券のこと。債券には満期が定められており、満期となる日には投資額の払い戻しと利息がもらえます。
 
mariko

債券は株式会社も発行できるの?

keimaru

はいできますよ。社債といいます。

mariko

株式の発行とどう違うの?

keimaru

大きな違いは『返済する義務があるかどうか』です。

mariko

難しい~。

keimaru

「株式は返さなくてOK」、「社債は返さないといけない」となります。

mariko

分かったような、分からないような…。

keimaru

ゆっくり理解していきましょう!

債券のおおまかな特徴は次の通りです。

  • 元本割れの可能性がある。

  • 発行体によって、国債・社債・外債などに分かれる。

  • 安全性の高いものもある(国債など)。

債券は元本割れの可能性がありますが、満期まで保有していれば心配ありません。投資額は、満期日に発行体が破綻していない限り、払い戻しされます。

上記の国債とは、債券の代表的なもので国が発行する債券のことです。

国債の安全性は、国が発行することから一定高いため、資産運用の手始めには無難な商品であると思います。現在の国債の最低利率は0.050%となっています。

投資信託(運用の専門家にお金を預けて、投資・運用をしてもらう商品のこと)

keimaru

最後は投資信託ですね。

mariko

私、これ知ってる!

keimaru

冒頭でもおっしゃっておられましたね。

mariko

プロにお金を預けて、自分の代わりに運用してもらうやつ!

keimaru

そんな感じですね。

投資信託とは、運用の専門家にお金を預けて、株式や債券などで投資・運用をしてもらう商品のことです。その運用で成果が出た場合は、投資家に分配されます。投資信託のおおまかな特徴は次の通りです。

  • 元本割れの可能性がある。

  • 分散して投資ができる。

  • ファンド(銘柄)によっては分配金がもらえる。

投資信託は元本割れの可能性があります(運用成績が株価同様、毎日変動するため)

投資信託の最大のメリットは、分散して投資ができることです。

mariko

分散して投資!?

keimaru

お弁当で例えると、唐揚げ弁当ではなく、ミックスフライ弁当ですね。

mariko

ふたつとも揚げ物で分かりにくい…。

keimaru

え…!?

分かりにくいですか?

mariko

さらに残念なところは、気の利いたことを言おうとして、全然言えていないところ…。

keimaru

…。

要するに投資信託の良いところは、1種類(唐揚げ)に投資するのではなくて、たくさんの種類(ミックスフライ)に投資できる点です。『タマゴは同じカゴに盛るな』との格言もあるぐらいです。

運用商品の種類はほかにも、個人年金保険などの『保険』もあります。個人的には『資産運用』と『保険』は分けた方が良いと思いますので、今回は紹介しません(あしからず)。
 

👉 おおまかな運用商品の種類を知っておく。

税制優遇制度(NISAやiDeCoなど)

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keimaru

marikoさん、税制優遇制度って知っていますか?

mariko

知らない!

keimaru

税制優遇制度とは、NISAやiDeCoなどのこと。最近よく耳にしませんか?

mariko

そういえば聞いたことある!

keimaru

なぜ税制優遇制度の話をするかというと、資産運用を始める理由に繋がるからです。

 

税制優遇制度とは、投資金における売却益と配当への税率を一定の制限の元で税金がかからないとする制度(投資信託の分配金や売却益には、通常約20%の税金がかかる)。
日本の年金財政は少子高齢化の流れのなかで、余裕がない状態です。

余裕がない状態であるからこそ、国は税制優遇制度を導入することで、個人の資産作りを手助けしようとしているわけです

お金の置き場所を考えることに加えて、税制優遇制度を活用すると相乗効果はアップします。

keimaru

資産運用を始めてみるきっかけになりそうですね。

NISAとiDeCoについてはまた別の回でお話しますが、税制優遇制度や資産運用について『wunagiblogさん』の記事が参考になると思いますので、下記リンクもご参照!

年収500万円家族が1年で150万円貯めるブログ
うつ病をきっかけに節約・副業・投資で4000万円をオーバーした著者が教える、サラリーマンの賢く豊かに生きる方法

👉 国も危機感を持っているので、資産運用をやってみよう!

まとめ(復習)

keimaru
以上、『資産運用をする理由と運用商品の種類』についてお話しました。

復習すると、

  1. 資産運用をする理由3選:「日本円一択では危険かも。」
  2. 運用商品の種類:「おおまかな運用商品の種類を知っておく。」
  3. 非課税制度:「国も危機感を持っているので、資産運用をやってみよう!」

でした。

いずれにしても、一歩踏み出してみることが大切です。

 

keimaru

一歩踏み出すと、投資家デビューです!

 
👉 仮に損をしても経験(一歩踏み出すことができた)にお金を払ったと思えば、問題ない!

最後に(次回テーマと今日は何の日?)

ご質問などあれば、お気軽にお問い合わせください。

さて次回は、今回解説した運用商品のなかの『投資信託』について深掘りします。

keimaru

今日はクリスマスイブですね。

 

どのようにお過ごしですか?

それではまた。

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